ラジエーターアッパーホース取り付け部折損修理

ブレニー技研のGenusGM-8300 という驚異のエポキシ接着補修剤を使用しました。

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えぽきし.com 

先進エポキシ樹脂開発&製造 有限会社 ブレニー技研

まぁ、けっしてブレニー技研さんの回し者でも宣伝のお手伝いでもありませんけれど( ;^^)ヘ..

とにかく凄いです。


ラジエーターの樹脂割れトラブルに遭遇した方は、応急処置として

一度はエポキシパテや接着剤を使った経験があると思います。

使ってみてもその場はなんとか水漏れも収まりパイプも不格好ながらなんとか繋がりますが

また2〜3日もしないうちに冷却水がにじみ出てくる・・・またパテをその上から・・・こういう経験はありませんか。

 

私の場合アッパーホース取り付けパイプのすぐ横から縦に割れまして、そこから冷却水がだだ漏れでした( ;^^)ヘ..

これで2度目ですが前回は社外新品で福岡の輸入パーツ屋さんで30000円で購入しました。

しかし未対策品なので今回、2年ほどでまた同じ目に・・・前回はパイプがポキッと折れましたので補強として

アッパーホースの上から普通の「ホームセンターなどに売っている」エポキシパテで肉盛補強した結果

折損は免れましたが、パイプの横が割れた訳です。

 

当然まだ2年しか経っていませんからサイドタンクの交換修理を考えました。

それでいろいろなラジエーター屋さんで見積もりを取ると安いところで20000円から出来ることが分かりましたが

「対策品サイドタンク及びオーリング交換とコアオーバーホール、片道送料込み」しかしそれでも2万円から

高いところで5万円以上・・・しかしラジエーター屋さんはベンツ純正新品の対策済みラジエーターも扱っていますが

パーツ全般を扱っている部品商よりもかなり安いです。「53000円からありました」

 

しかしといっても・・・ベンツはメンテナンスにとてもお金がかかりますから、

修理費用は出来るだけ安く上げたい物

しかもサイドタンクだけ新品に交換してもラジエーター自体が通常はかなり古くなっていますから

もう一方のサイドタンクの劣化も心配ですしコアの問題もありますから、

いっその事ラジエーターの新品に交換する方が結局安くつきそうです。

 

しかし新品のラジエーターは安くても5万円以上しますから、それならいっそのこと完全無敵のパテか接着剤は

ないかと色々探していると、ブレニー技研のホームページを見つけたわけです。

しかもこれだと費用が安い以外にも車から外さずに半日程度の時間で自分で簡単に直せる訳です。

そしてこのGM-8300本来は金属用なのですがブレニー技研のホームページを眺めていると、

ラジエーター樹脂部分の修理例が載っていました。 修理例 金属以外にも強力に接着するようです。

私はこれはもしかしてと思い、ブレニー技研の担当者の方にメールを送り、何度もやりとりして、

まず修理は成功するという確信を得たので早速通販でブレニー技研よりGM-8300を購入しました。

以下に修理作業のレポートを掲載します。


まずラジエーターを取り外します。もちろん場所的には車載のままでも十分作業は可能です。

しかし私はよりいっそうの作業性と後述する焼き入れ乾燥の為に取り外しました「簡単ですし( ;^^)ヘ..」

GM-8300だけでも効果は十分ですが、担当者の方からのメールでよりいっそうの強度を持たせるために

ラミネート工法を採用しました。

以下、私の質問について担当者の方からのメールから抜粋します。



パイプの折れなどは・・ハチサン(GM-8300)を単身で使うのみではなく

1.ガラステープなどでラミネートする・・FRP補修してしまう。・・熱がらみで無い箇所
2カーボンクロスなどでラミネートする・・カーボンFRP・・熱伝導がUPする(蓄熱しにくいくなる)・・熱がらみの箇所

または

3アルミ缶などの切ったものと・・金網でも針金でも・・同時にハチサン塗布時に埋め込み・・コークリートの鉄筋補強と
同様な施工補修を実施

http://www.blenny.co.jp/gm_8300ex_maf_bg_1p.htm
http://www.blenny.co.jp/gm_8300ex_maf_bg_1p18.htm
http://www.blenny.co.jp/gm_8300ex_maf_bg_1p27.htm
http://www.blenny.co.jp/gm_8300ex_maf_bg_2p.htm

などなど

工夫により・・元々の強度以上の製作が可能ともなります。



>それともうひとつだけ質問ですが、割れ部分の補修以外にも一番負荷のかかる
>パイプ部分とその根本周辺部を補強する場合金属板を埋め込む方法以外に「パイプ周
>辺部は曲面なので」GM-8300だけを
>その部分に上塗りしていっても「局部の肉盛というのではなくその周辺部全体に
>GM-8300を上塗りしても十分補強になりますか。溶接の代用に使うぐらいですから
>GM-8300そのものが硬化した場合の強度も金属並みと考えてもいいのであればパイプ
>からその周辺部に何ミリかの厚さのGM-8300の層を作ってやればそれだけでも補強に
>なりますよね。パイプとその周辺部の補強といっても特別に強い負荷がかかるわけで
>はありません、材質さえ新しければ樹脂でも十分ですが、材質の劣化により脆くなっ
>て破断するということなのでその劣化による材質疲労をカバーする補強と考えてもい
>いと思いますが。

金属とは・・2オーダー程度の強度違いあります。

ので、アルミ缶の巻きが、大変でしたら、手ぬぐいや布の包帯巻きなども・・同時積層して、超強力とする手段と思います。

なぜ

純正品のプラスチックパイプに割れが発生するのかと考察すると

本来・・恐らく、ナイロン樹脂がベースで・・これは、耐熱&強度的にもスーパーエンプラとも言える耐熱・割れにくいプラスチックと思います。

これに、短いガラス繊維を配合し、剛性をUPさせているのが・・パイプのプラスチック原料と思います。

剛性UPした見返りに・・・割れ・衝撃などの性能は・・逆に低下してしまっている。

と言うことが・・・主な原因と・・・。

で、補修すると言うことは・・元の状態以上の強度と性能UPを狙わないと・・・

と言うことで

包帯巻きなども・・同時積層して、超強力とする手段と思いますが。

重複しますが

http://www.blenny.co.jp/acrobat_1/gm66006800a3_v1.pdf

積層しますと

薄手のクロスとエポキシ樹脂で・・・2800とか2100
また、カーボンとエポキシ樹脂で・・2900〜7400 kg/cm2

アルミで2200 鉄で4800などです。

エポキシ樹脂でもパイプの原料でも・・恐らく1000以下と思います。

 

ということで私はパイプの横という曲面を含む場所でしたので曲面に添いやすいグラスファイバークロス

「カー用品店で売っています」を使用しましたがもし手に入ればカーボンクロスの方がベストでしょう」

しかしガラス繊維がバラバラになるため施工はかなりこつが要りますからFRP補修の経験のある方にしか

お勧めしません。パイプ部分の補強や、平面部の補強であれば薄いアルミ板とかこれもカー用品店で

マフラー穴修理パテ修理用に売っているアルミのメッシュ板が一番使いやすく強度的にも優れています。

 

これが、私の購入した44グラムパックです。

 

グラスファイバークロスです

セットの内容です。

接着剤と硬化剤です

計量容器に取り分けます

混合して練り合わせます。

 

ラジエーターです( ;^^)ヘ..

この部分に縦に亀裂が入っていました。

この接着剤を塗るところをサンドペーパーで面を荒くして下地を整えます。

GM-8300を修理及び補強したいところに塗ります

硬化時間は20分ほど有りますので慌てなくて大丈夫です。

「写すのを忘れたので本当はラミネート後の仕上げ上塗り画像ですが、下塗りとほぼ同じです」

 

ラミネートするための芯材「私の場合はグラスファイバークロス」を貼り付けます。

パイプ部分と分けてやりました。「本当はこの部分はアルミ板を巻く方が良いと思います。

グラスファイバークロスの上から上塗りしてラミネートします。

常温で4時間乾燥の後、投光器で80度になるように調整して2時間乾燥させました。

乾燥時間と温度はケースバイケースで違いますから取説参照で。

仕上がりです。

この後磨いて面を整えたり、着色したりします。

「磨き上げれば金属色になります」

仕上がっての感想としては今までのエポキシパテなんかとは仕上がり感が全然違います。

ラミネートしたせいもあるでしょうがいかにも硬く頑丈そうです。

ちょっと夜の撮影で色は暗い灰色っぽく写っていますが完全に乾いた色はもっと銀色というかアルミ色です。

現在は修理後3ヶ月経ち、走行も3500q以上ですが漏れは完全に止まっています。

また、GM-8300はラジエーター樹脂修理以外にもエンジンブロックとかオイルパンなどの

金属のクラックにこそ有効です。また、車の板金やプラスチック製品の補修、またFRPの補修など

「専用の接着剤あり」車の修理に欠かせない製品のようです。

 

「ちなみに撮影場所はうちの倉庫兼屋内作業場です( ;^^)ヘ..」

 

 

 

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